話は初日のインストラクターズミーティングにさかのぼります。
この日、福田CBPが会場のクーラーの効きすぎと時差のせいで、頭痛と悪寒で苦しんでいました。
ルーシャ先生がそれに気づき、セッションをしてくれたのですが、この後ビーチに行ってイルカが
周りに集まって来ている様子を海に浮かびながらイメージするといいよと言われていました。
そして脇にいた私に
「あなたもね、ヤスシ。」
とアドバイスをくれたのです。
せっかくのルーシャ先生からのアドバイスでしたが、私は気乗りがしませんでした。
なぜなら、約4年前に結婚式でグアムに行った際、海に入ったら猛烈な体のかゆみを感じたからです。
今はだいぶ良くなっているとは言え、最近皮膚の調子があまり芳しくなく、ルーシャ先生がわざわざ
私にも勧めたということが少しひっかかっていましたが、せっかくこれから日程が詰まっているのに
ひどい状態で過ごしたくないなと思い、私は遠慮して福田CBPにお一人で行っていただきました。
カンファレンス期間中もあまり状態は好転することなく、昔に比べたら遥かにマシになったけど
まだ治りきっていないな〜等と考えていました。
そして昨日の手巻き寿司パーティーでルーシャ先生にやってもらったセッション内容は、
なぜそもそも皮膚に問題が出やすいのか、その根本にあたるような驚くべきことでした。
内容は割愛しますが、第8チャクラのことが3つくらい複合していました。
そして今日、起きたら皮膚の状態が変わっているのです。
荒れていた部分の治癒がかなり進んだ印象を受けたのと同時に、体が妙に軽く、
さらには睡眠不足が続いているのに、やたら視界がクリアだったのです。
そのことをファインディングヘルス2の会場でルーシャ先生に伝えたら、
「That's Good! Very Nice!」と、ニコニコしながら喜びを分かち合ってくれたのでした。
そして、ファインディングヘルス2終了後、ルーシャ先生にみんなでビーチに行こうと誘われて
みんなで行ったのですが一応水着は身に着けていったものの、やはり気後れしてしまい
上着を着たままみんなが海に入っていくのを見送ったのです。
そうしたら「YASUSHI!」と叫ぶルーシャ先生の声。
驚いてルーシャ先生の方を見ると、こっちを向いてまた「YASUSHI!」
どうやら海に入ってこいということのようで、私はルーシャが言うなら大丈夫かもという気持ち半分と
ルーシャに言われて観念した思い半分とで恐る恐る海に足を進めていきました。
うわ、やっぱりピリピリ痛いわ〜と思いながら、ここで引いても仕方ないのでしばらく我慢してみることに
しました。
みんなから「大丈夫?」と声をかけて頂きながらしばらく耐えていると、かなたにイルカの群れが現れ、
時折海面に飛び跳ねている様子が見えてきました。
するとなんだか首の辺りがヌルヌル。
少し洗い落とすようにしていると、ヌルヌルしなくなってきて、もしかしたら解毒?とか思いながら
意を決して顔まで浸かってみました。
そして初日に言われたように、周りにイルカがいるようなイメージを必死に浮かべながら海に漂ってみたのです。
仰向けに浮かぶと耳まで浸かるので周りの音もあいまいになり、そこは一人だけの空間になりました。
その時に、人間も素粒子や超ひもまで分解して考えてみると、周囲の環境とは境目がない
情報の集合体なのだという、量子物理学の知識が体感を通じて現実のものとなり、海水と溶け合って
自分の体が揺らめいているのを感じたのです。
そして自分はこの地球、そして宇宙の一部であり、その子供のようなものだと思ったとき、
完全にピリピリした肌の感覚が消失したのでした。
海から上がっても痛みやかゆみはなく、そのことをルーシャ先生に報告したら諸手を挙げて
一緒に喜んでくれたのでした。
きっとルーシャ先生はこうなることをわかっていたのではないかと思いますが、それでも満面の笑みで
大喜びしてくれました。
その後シャワーも浴びないまま夕食に行っても、全くかゆみなどの問題なく過ごせた上、みんなからも
肌がきれいになったみたいだと言われ、自分でも不思議なくらい調子がいいのです。
帰り際、ルーシャ先生に感謝の意を伝えたら、
「All You! All You!!(すべてはあなたのやったことよ)」
と心からの笑顔で称えてくれ、私を強く抱きしめました。
涙がにじみ出ました。
なんと大きな愛なんだろうと。そして自分もこのようにありたいと心から思ったのです。
再度行った海では光るプランクトンは見れませんでしたが、代わりに宇宙に浮かぶ星々の輝きと
その中に赤や緑に色を変えながら回転したり分裂したりを繰り返す飛行物体があったのです。
こうなるのはまるで必然であったかのように。全てが完全であることを意味していたかのような輝きでした。